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[HP-UX] find(1)

행복전설 2008. 11. 15. 02:38



 find(1)     find(1)




 名称
      find - ファイルの検索

 構文
      find pathname_list [expression]

 説明
      find コマンドは、 pathname_list 中のパス名 (すなわち、1つ以上のパス名)
      ごとにディレクトリ階層を再帰的に下降し、以下で述べる要素で書かれた論理
      式 expression に一致するファイルを検索します。デフォルトでは、 find は
      シンボリックリンクは検索の対象としません。

      論理式は、短絡評価法で評価されます。すなわち、論理演算 (AND または OR)
      の結果が左側の引き数の評価によって得られる場合は、右側の引き数は評価さ
      れません。

      以下の要素の説明では、引き数 n は10進の整数を表します。ただし、 +n は
      n より大きい値、 -n は n より小さい値、また n は n そのものの値をそれ
      ぞれ表します。

      有効な要素は、次のとおりです。

      -depth     これは位置に依存しない項で、ディレクトリ階層の
    下降の際に、ディレクトリのすべてのエントリーを
    ディレクトリ自体より先に調べるようにします。こ
    れが有効なのは find を cpio(1) と併用する場合
    で、書き込みパーミッションのないディレクトリ内
    のファイルを転送することができます。また、
    cpio(1) を使用する際に、ディレクトリの修正日付
    を変更したくない場合にも利用できます。常に真で
    す。

      -follow     これは位置に依存しない項で、 find がシンボリッ
    クリンクを対象とするようになります。シンボリッ
    クリンクを対象とする場合、 find は、調べたディ
    レクトリの跡を管理しているので、無限ループを検
    出できます。たとえば、シンボリックリンクが上位
    ディレクトリを指している場合に発生するループを
    検出します。これは、 -type l とともに使用しては
    いけません。常に真です。

      -fsonly FStype     これは位置に依存しない項で、ファイルシステムの
    タイプが、 FStype (FStype は cdfs、 hfs、
    vxfs、または nfs のいずれかで、それぞれ CDFS、
    HFS、JFS (VXFS) または NFS の各ファイルシステム
    に対応) で指定したタイプと異なる場合に、 find
    はディレクトリを下降しません。

    ただし、マウントポイントはその親ディレクトリの
    FStype を継承します。すなわち、 -fsonly hfs が
    指定された場合、 find がHFSファイルシステム上に



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 find(1)     find(1)




    マウントされたNFSマウントポイントを検出すると、
    そのマウントポイントはアクセスされますが、その
    下のエントリーはアクセスされません。また、
    -fsonly nfs が指定された場合、NFSファイルシステ
    ムのマウントポイントの下にあるHFSファイルシステ
    ムはトラバースされないので注意してください。常
    に真です。

      -local     ファイルが物理的にローカルシステム側にある場合
    に真になります。これは、検索を物理的にローカル
    システム側にあるファイルだけに制限せず、単にそ
    のようなファイルを一致させているだけです。 例を
    参照してください。

      -xdev     これは位置に依存しない項で、 find は、
    pathname_list に列挙された開始点より下にある
    ファイルシステムマウントポイントをトラバースし
    なくなります。この場合、マウントポイント自体は
    アクセスされますが、そのマウントポイントより下
    にあるエントリーはアクセスされません。常に真で
    す。

      -mountstop     -xdevと同じです。この要素は、単に過去のシステム
    との互換性のために提供されるものです。したがっ
    て、可能な限り -xdev を優先して使用してくださ
    い。

      -name file     パターン file が現在のファイル名の最後の構成要
    素に一致した場合に真になります。パターンは、
    ファイル名展開のパターンマッチング表記に従って
    一致の判定が行われます (regexp(5) を参照)。
    Pattern is matched according to Pattern
    Matching Notation for filename expansion. find
    をシェルから実行する場合は、シェルがメタキャラ
    クタとして展開しないようにパターンをエスケー
    プ(バックスラッシュを使用) または引用符で囲んで
    ください。パターンには、追加のコードセットキャ
    ラクタを含めることができます。

      -path file     これは -name と同じですが、ベース名だけでなく、
    (-print の出力と同じような) 絶対パスを使用する
    点が異なります。なお、 / は特殊文字とはみなされ
    ません。たとえば、 */.profile は、
    ./home/fred/.profile に一致します。

      -perm [-]mode     この要素では、引き数 mode はファイルのモード
    ビットを表します。この引き数は chmod(1) の mode
    オペランドと同じフォーマットですが、最初の文字
    に 演算子 - を使用できない点が異なります。記号
    形式の mode を使用する場合、指定しないファイル
    モードビットはすべてクリアとして扱われます。



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 find(1)     find(1)




    先頭の負符号を省略すると、この要素はファイル
    パーミッションのビットが mode の値と完全に一致
    した場合に真になります。また、記号表現属性 s
    (set-user-ID、 set-group-ID) (ユーザー ID の
    セット、グループ ID のセット) および t (ス
    ティッキービット) に対応するビットは無視されま
    す。

    mode の前に負符号を付けると、この要素は mode で
    オンになっている全ビットがファイルパーミッショ
    ン ビットでもオンである場合に真になります。この
    場合、記号表現属性 s および t に対応するビット
    は有効になります。

      -fstype FStype     ファイルが属するファイルシステムのタイプが
    FStype (FStype は cdfs、 hfs、 nfs、または vxfs
    のいずれかで、それぞれ CDFS、HFS、NFS、または
    JFS (VXFS) の各ファイルシステム タイプに対応)
    の場合に真になります。

      -type c     ファイルのタイプが c の場合に真になります。 c
    は以下のいずれかを表します。
   f 通常のファイル
   d ディレクトリ
   b ブロック型特殊ファイル
   c キャラクタ型特殊ファイル
   p FIFO (名前付きパイプ)
   l シンボリックリンク
   s ソケット
   n ネットワーク型特殊ファイル
   M マウントポイント

      -links n     ファイルに n 個のリンクが存在した場合に真になり
    ます。

      -user uname     ファイルがユーザー uname に属している場合に真に
    なります。 uname が数値で /etc/passwd ファイル
    内にログイン名として存在していない場合、それは
    ユーザー ID とみなされます。 uname オペランドの
    前に + または - を付けて、プライマリの比較を変
    更することができます。項 n が10進数の整数を表す
    場合、 +n は n より大きいことを意味し、 -n は n
    より小さいことを意味し、 n はちょうど n を意味
    します。

      -group gname     ファイルがグループ gnameに属している場合に真に
    なります。 gname が数値で /etc/group ファイル内
    に存在しない場合、それはグループ ID とみなされ
    ます。 gname オペランドの前に + または - を付け
    て、プライマリの比較を変更することができます。
    項 n が10進数の整数を表す場合、 +n は n より大



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    きいことを意味し、 -n は n より小さいことを意味
    し、 n はちょうど n を意味します。

      -nouser     ファイルが属するユーザー ID がパスワードデータ
    ベース内にリストされていない場合に真になりま
    す。 passwd(4) を参照してください。

      -nogroup     ファイルが属するグループ ID がグループデータ
    ベース内にリストされていない場合に真になりま
    す。 group(4) を参照してください。

      -size n[c]     ファイルが n ブロックの長さの場合に真になります
    (1 ブロックは 512 バイト)。 n の後に c がある
    と、サイズは文字単位になります。

      -atime n     開始時刻からファイルのアクセス時刻を引いた時間
    が 24 時間の n-1 倍と n 倍の間にある (すなわち
    n 日前にアクセスした) 場合に真になります。開始
    時刻は、 find ユーティリティの起動時刻と path
    オペランドで指定されたファイルへの find ユー
    ティリティの実行による最初のアクセス時刻との間
    の時刻です。 pathname_list 内のディレクトリのア
    クセス時刻は、 find 自身が変更します。

      -mtime n     開始時刻からファイルの変更時刻を引いた時間が 24
    時間の n-1 倍と n 倍の間にある (すなわちn日前に
    変更した) 場合に真になります。開始時刻は、 find
    ユーティリティの起動時刻と path オペランドで指
    定されたファイルへの find ユーティリティの実行
    による最初のアクセス時刻との間の時刻です。

      -ctime n     開始時刻からファイルのステータス情報の最終変更
    時刻を引いた時間が 24 時間の n-1 倍と n 倍の間
    にある (すなわち n 日前にステータス情報を変更し
    た) 場合に真になります。開始時刻は、 find ユー
    ティリティの起動時刻と path オペランドで指定さ
    れたファイルへの find ユーティリティの実行によ
    る最初のアクセス時刻との間の時刻です。

      -newer file     現在のファイルが、引き数の file より後に修正さ
    れている場合に真になります。

      -newer[tv1[tv2]] file  現在のファイルの時刻の値 (tv1) が file の時刻の
    値 (tv2) より新しい場合に真になります。時刻の値
    tv1 と tv2 は、それぞれ次の 3 文字のいずれかで
    示されます。

   a ファイルに最後にアクセスした時刻
   c ファイルのiノードを最後に修正した時




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 find(1)     find(1)




   m ファイルを最後に修正した時刻

    tv2 文字を省略すると、デフォルトは m になりま
    す。 -newer オプションは、 -newermm と等価で
    す。

    構文例

   -newera file
   -newermc file

      -inum n     ファイルのシリアル番号 (iノード番号) が n の場
    合に真になります。ただし、ファイルのシリアル番
    号は1つのファイルシステム中でのみユニークとなり
    ます。したがって、ファイルのシリアル番号のマッ
    チングを行っても、検索範囲を 1 つのファイルシス
    テムに限定しない限り、参照されたファイルが同じ
    であるとは限りません。

      -linkedto path     ファイルが path で指定したファイルと同じ物理
    ファイルであれば (すなわち、 path にリンクされ
    ていれば)、真になります。この要素は -inum とほ
    とんど同じですが、複数のファイルシステムを対象
    に検索を行った場合でも、ファイルが path にハー
    ドリンクされていることを正しく検出します。

      -print     現在のパス名を出力します。常に真です。

      -exec cmd     実行した cmd が終了ステータスとしてゼロの値を返
    す場合に真になります。 cmd の後にはセミコロン
    (;) またはプラス記号 (+) を付けなければなりませ
    ん (セミコロンおよびプラス記号はシェルでは特別
    な意味を持つので、エスケープする必要がありま
    す)。 + が使用される場合は、 cmd は、pathnames
    のセットを集め、そのセットに対して実行します。
    最初の {} と + の間のコマンド引き数は無視されま
    す。 ; より + の方がよい理由は、パフォーマンス
    が非常に向上するからです。コマンド引き数 {} は
    現在のパス名で置き換えられます。 cmd は、追加
    コードセットキャラクタを含みます。

      -ok cmd     -exec と同じですが、生成されたコマンド行の先頭
    に疑問符を付けて出力し、ユーザーが y と応答した
    場合に限って実行する点が異なります。肯定の応答
    の形式は、ロケール依存になります。たとえば、ロ
    ケールが C の場合は、"y"になります。 environ(5)
    の LANG を参照してください。 cmd は、セミコロン
    (;) で終わらなければなりません。 (セミコロンは
    シェルでは特別な意味を持つので、エスケープする
    必要があります)。 cmd は、補助コードセットの文
    字を含んでも構いません。



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 find(1)     find(1)




      -cpio device     現在のファイルを cpio(4) フォーマット (5120バイ
    トレコード) で device に書き込みます。 -cpio を
    使用した場合は、 -depth も指定されているとみな
    されます。常に真です。

      -ncpio     -cpio と同じですが、 cpio に -c オプションを追
    加します。 -ncpio を使用した場合は、 -depth も
    指定されているとみなされます。常に真です。

      -prune     現在のエントリーがディレクトリの場合、 find は
    そのディレクトリをスキップします。この要素は、
    特定のディレクトリを検索の対象から外す場合、あ
    るいは cpio -p を使用している際に再帰的なループ
    を回避する場合に利用することができます。ただ
    し、 -depth オプションが指定されている場合、
    -prune は無効になります。詳細は、 -only の説明
    と下記の 例を参照してください。常に真です。

      -only     これは -prune とは逆の肯定論理を適用する要素で
    す。 -prune は、各ディレクトリに対する -only の
    評価が失敗した場合に、実行されます。次の3つのコ
    マンドは、等価になります。

   find . -fsonly hfs -print
   find . -print -fstype hfs -only
   find . -print ! -fstype hfs -prune

    ただし、 -depth オプションが指定されている場
    合、 -only は無効になります。常に真です。

      ( expression )     かっこで囲んだ式が真であれば、真になります。ス
    ペースは必須です。かっこは、シェルに対して特別
    な意味を持つので、 \( や \) のように、エス
    ケープする必要があります。

      次の演算子を使用して、要素を組み合わせることができます (演算子は優先順
      位の高い順に示します)。

      ! expression    論理 NOT 演算子。 expression が真でなけ
   れば、真になります。

      expression [-a] expression    論理 AND 演算子。 2つの expression が両
   方とも真であれば、真になります。

      expression -o expression    論理 OR 演算子。 2つの expression の一方
   または両方が真であれば、真になります。

      expression が省略された場合、または -print, -ok, -exec, -cpio, -ncpio
      がいずれも指定されていない場合は、 -print が指定されているとみなされま
      す。 -user, -group, および -newer プライマリは、それぞれの引き数の評価
      を一回行います。



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 find(1)     find(1)




    HFS アクセス制御リスト
      -acl 要素を使用すると、 HFS アクセス制御リスト (ACL) のエントリーを検
      索することができます。この要素は、ファイルのアクセス制御リストがアクセ
      ス制御リストパターンに一致する場合、またはそこにオプションのアクセス制
      御リストエントリーが含まれている場合に真になります (acl(5) を参照)。こ
      の要素には、次の3つの形式があります。

      -acl aclpatt     アクセス制御リストが aclpatt パターンによって指
    定されたすべて (0個以上) のパターンエントリーを
    含むすべてのファイルに一致します。

      -acl =aclpatt     アクセス制御リストが aclpatt パターンによって指
    定された全部 (0個以上) のパターンエントリーを含
    み、同時にそのアクセス制御リスト内のどのエント
    リーも aclpatt パターンによって指定されたパター
    ンエントリーのうちの少なくとも1つと一致するファ
    イルに一致します。

      -acl opt     オプションのアクセス制御リストエントリーが含ま
    れるすべてのファイルに一致します。

      aclpatt 文字列は、演算子または短縮形のパターンとして指定することができ
      ます。 acl(5) を参照してください。

      デフォルトで、 -acl は、アクセス制御リストが aclpatt 内のすべて (0個以
      上) のアクセス制御リストパターンを含むファイルに対して真となります。
      ファイルのアクセス制御リストに一致しないエントリーが入っていてもかまい
      ません。

      aclpatt が = で開始している場合、その文字列の残りの部分はファイルのア
      クセス制御リスト内のすべてのエントリーと一致しなければなりません。

      aclpatt 文字列 (デフォルトの場合、または = の後の部分)にはアクセス制御
      リストまたはアクセス制御リストパターンのいずれかが指定できます。ただ
      し、アクセス制御リストの場合、 aclpatt には少なくとも3つの基本エント
      リー ((user.%, mode) 、 (%.group, mode) 、(%.%, mode)) が入っていなけ
      ればなりません。

      特殊な例として、 aclpatt が opt の場合、この要素はアクセス制御リストエ
      ントリーを持つファイルに対して真になります。

    JFS アクセス制御リスト
      -aclv 要素を使用すると、JFS アクセス制御リストエントリーの検索をするこ
      とができます。この要素は、ファイルのアクセス制御リストがアクセス制御リ
      ストのパターンに一致する場合、またはそこにオプションのアクセス制御リス
      トエントリーが含まれている場合に真になります (aclv(5) を参照)。次の 3
      つの形式があります。

      -aclv aclpatt     アクセス制御リストが aclpatt パターンによって指
    定されたすべて (0 個以上) のパターンエントリー
    を含むファイルのすべてと一致します。



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 find(1)     find(1)




      -aclv =aclpatt     アクセス制御リストが aclpatt パターンによって指
    定されたすべて (0 個以上) のパターンエントリー
    を含み、同時にそのアクセス制御リスト内のどのエ
    ントリーも aclpatt パターンで指定されたパターン
    エントリーのうちの少なくとも 1 つと一致するファ
    イルと一致します。

      -aclv opt     オプションのアクセス制御リストエントリーが含ま
    れるすべてのファイルに一致します。

      デフォルトでは、 -aclv は、アクセス制御リストが aclpatt 内のすべて (0
      個以上の) アクセス制御リストパターンを含むファイルに対して真となりま
      す。ファイルのアクセス制御リストに一致しないエントリーが入っていてもか
      まいません。

      aclpatt が =、で開始している場合は、その文字列の残りの部分はファイルの
      アクセス制御リスト内のすべてのエントリーと一致しなければなりません。

      aclpatt は、コロンで区切られた type フィールド、 ID フィールド、 mode
      フィールドで構成されます。複数のコンマで区切った aclpatt を指定するこ
      とができます。

      type フィールドは user、 group、 class、 other、 * のいずれかで、オプ
      ションで default: を前に付けることができます。 user、 group、 class、
      other、 default は、それぞれ省略して u、 g、 c、 o、 d とすることもで
      きます。 * の type フィールドは上述のいずれのタイプとも一致します。

      ID フィールドは、数字のユーザー ID、数字のグループ ID、 /etc/passwd に
      あるユーザー ID 文字列、 /etc/group にあるグループ ID 文字列、どの ID
      とも一致する * のいずれかです。

      mode フィールドは 3 文字で構成される文字列です。先頭の文字は読み込み
      パーミッションを示し、 r (読み込み許可)、 -、 (読み込み拒否)、 ? (読み
      込みパーミッションがどちらの状態でも一致)のいずれかです。同じように 2
      番目の文字は書き込みパーミッションの状態を示し、 w、 -、 ? のいずれか
      です。 3 番目の文字は実行パーミッションの状態を示し、 x、 -、 ? のいず
      れかです。

      特殊な例として、 aclpatt が opt の場合、この要素はオプションのアクセス
      制御リストエントリーを持つファイルに対して真になります。

 多言語化対応
    環境変数
      使用する言語環境が指定されていない場合、あるいはヌルの場合は、デフォル
      トとして LANG の値が使用されます。

      LANG が指定されていない場合、あるいはヌルの場合は、デフォルトとして C
      が使用されます (lang(5) を参照)。

      LC_ALL が空文字列以外の値に設定されている場合、その他のあらゆる言語環
      境変数よりも優先されます。



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 find(1)     find(1)




      いずれかの言語対応変数の設定が不当な場合、すべての言語対応変数に C が
      設定されているものとみなされます (environ(5) を参照)。

      LC_CTYPE は、テキストをシングルバイト/マルチバイトのいずれの文字として
      解釈するか、表示可能な文字の分類、および正規表現中の文字クラス表現と照
      合される文字を決定します。

      LC_MESSAGES は、標準エラーに書き込む診断メッセージおよび標準出力に書き
      込む情報メッセージのフォーマットと内容を決めるロケールを指定します。

      NLSPATH は、 LC_MESSAGES の処理に使用するメッセージカタログのパスを指
      定します。

    サポートされるコードセット
      シングルバイトおよびマルチバイトの文字コードセットがサポートされます。

 例
      2つのディレクトリ /example および /new/example の中を検索して、文字列
      Where are you が含まれるファイルを見つけ、そのファイル名を出力します。

  find /example /new/example -exec grep -l 'Where are you' {} \;

      a.out または *.o というファイルのうち、 1週間アクセスされなかったもの
      をすべて削除します。

  find / \( -name a.out -o -name '*.o' \) -atime +7 -exec rm {} \;

  この場合は、エスケープしたかっこを区切るスペースが必要なので注意
  してください。

      カレントディレクトリ内の *.o ファイルを長い形式で出力します。

  find . -name '*.o' -exec ls -l {} \+
  find . -name '*.o' -exec ls -l \+

  プラス記号の前の中かっこは無くても構いません。

      マシン上の全ファイルの名称を出力します。 nfs マウントポイントは出力し
      ますが、 nfs ディレクトリは対象になりません。

  find / -fsonly hfs -print

      ローカルファイルだけに一致して、リモートでマウントしていることがわかっ
      ているディレクトリの内容を調べません。

  find / ! -local -prune -o -size +50 -print

      これは、リモートディレクトリの最上位にマウントされたローカルファイルシ
      ステムがない場合にだけ正しく動作します。この例は、リモートファイルにア
      クセスする無駄な時間を無くし、システム上の50ブロックを越えるローカル
      ファイルをすべて出力します。



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 find(1)     find(1)




      リモートディレクトリにマウントされたローカルファイルシステム内のファイ
      ルをチェックする違いの他は上記の例と同じ結果を得るには、次のようにしま
      す。

  find / -local -size +50 -print

      ファイルシステム全体を /Disk にマウントされたディスクにコピーします
      (再帰的なコピーは回避します)。次の2つのコマンドは等価になります (-name
      の代わりに -path を使用している点に注意してください)。

  cd /; find . ! -path ./Disk -only -print | cpio -pdxm /Disk
  cd /; find . -path ./Disk -prune -o -print | cpio -pdxm /Disk

      ルートディスクを /Disk にマウントされたディスクにコピーします。ただ
      し、 / の下のマウントされているファイルシステムはすべてスキップしま
      す。ここで -xdev は、 / がマウントポイントであってもスキップしません。
      これは / が開始点となっており、 -xdev は開始点より 下のエントリーにし
      か影響しないからです。

  cd /;  find . -xdev -print | cpio -pdm /Disk

      ディレクトリサブツリー内にあるすべての通常ファイルのパーミッションを
      モード 444 に、またすべてのディレクトリのパーミッションをモード 555 に
      それぞれ変更します。

  find pathname -type f -print | xargs chmod 444
  find pathname -type d -print | xargs chmod 555

  find の出力が、 -exec 要素を使用する代わりに、 xargs(1) にパイプ
  で送られている点に注意してください。これは、1つのコマンドで処理す
  るファイルまたはディレクトリの数が多い場合、 -exec 要素はファイル
  やディレクトリごとに別の子プロセスを生成するのに対し、 xargs は
  ファイル名またはディレクトリ名をまとめて複数の引き数とし、それを1
  個の chmod コマンドに渡すので、プロセス数が少なくなり、システムの
  処理効率が高くなるからです。同様に効率を高くするには、 -exec プラ
  イマリ用の + 区切り記号を使用することもできます。

    アクセス制御リストの例
      ユーザー karl が所有していないファイルのうち、そのアクセス制御リストに
      karl に関連したエントリーが1つ以上あり、さらに読み取りビットがオン、書
      き込みビットがオフのグループ bin の不特定ユーザーのためのエントリーが
      1つ入ったファイルをすべて検出します。

  find /  ! -user karl -acl 'karl.*, % .bin+r-w' -print"

      アクセス制御リストのいずれかのエントリーの読み取りビットがオンのファイ
      ルをすべて検出します。

  find /  -acl '*.*+r' -print





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 find(1)     find(1)




      アクセス制御リストのすべてのエントリーで書き込みビットがオフで、実行
      ビットがオンのファイルをすべて検出します。

  find /  -acl '=*.*-w+x' -print

      オプションのアクセス制御リストエントリーを持つファイルをすべて検出しま
      す。

  find /  -acl opt -print

 制約
    NFS
      -acl 要素は、NFSファイルの場合は必ず偽になります。

 警告
      相互運用性を確保するために、 cpio は 2GB を超えるファイルのアーカイブ
      や 60,000 (60K) を超えるユーザー/グループ ID を持つファイルはサポート
      していません。 60K を超えるユーザー/グループ ID を持つファイルは、現在
      のプロセスのユーザー/グループ ID でアーカイブされ、復元されます。

 著者
      find は、AT&T および HP により開発されました。

 ファイル
      /etc/group  グループ名
      /etc/mnttab  マウントポイント
      /etc/passwd  ユーザー名

 参照
      chacl(1)、 chmod(1)、 cpio(1)、 sh(1)、 test(1)、 xargs(1)、
      mknod(2)、 stat(2)、 cpio(4)、 group(4)、 passwd(4)、 acl(5)、
      environ(5)、 lang(5)、 regexp(5)

 標準準拠
      find: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4, POSIX.2



















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[HP-UX] grep(1)  (0) 2008.11.15